Grammar in Use(グラマーインユース)シリーズには、日本語版があります。
日本語版は「マーフィーのケンブリッジ英文法」という本タイトルになります。日本語翻訳版ですが、Grammar in Useのクオリティはしっかり担保されています。
つい最近、スタバで隣の女性が勉強していたのでチラッとのぞいてみると、「マーフィーのケンブリッジ英文法」で勉強していました。「その本すごくいいですよね!」と話しかけると「はい、コレすごいわかりやすいんです」と言ってました。なかなか評判も良いです。
ここではこの日本語版Grammar in Use「マーフィーのケンブリッジ英文法」について詳しく書いています。
マーフィーのケンブリッジ英文法の概要
日本語版の「マーフィーのケンブリッジ英文法」には、初級編と中級編があります。
マーフィーのケンブリッジ英文法は、今や全世界3500万部超のベストセラー英文書となったGrammar in Useシリーズの内容をそのまま翻訳したものなので、その学習クオリティの高さは間違いないです。
丁寧な説明と多数のイラストで、各文法項目をとてもわかりやすい解説してくれます。
2021年日本語版の最新エディション(第4版)登場!
日本語版「マーフィーのケンブリッジ英文法」の最新英ディションが販売されました。初級編と中級編があります。
マーフィーのケンブリッジ英文法の概要と学習レベル
マーフィーのケンブリッジ英文法は、アメリカ英語版「Grammar in Use」をベースに翻訳されています。
本家はイギリス英語版「English Grammar in Use」です。イギリス、アメリカと順調にベストセラーの地位を確立したので、満を持して日本にも上陸したというカタチです。
日本語の最新版は2016年に発行された第3版です。初級編はアメリカ英語版の「Basic Grammar in Use」、中級編は「Grammar in Use Intermediate」の内容がそのまま翻訳されています。
なぜアメリカ英語版がベースかというと、日本人にはアメリカ英語の方が親近感があるからという理由でしょう。
初級/中級はTOEIC500点前後がレベル分けの目安
初級編の対象は、TOEIC500 点以下を目安にして下さい。TOEIC500点以上の人は、中級編から学習を始めても大丈夫です。
この本のエッセンスは、やはり「使える英語」を学べるという点にあります。本家のEnglish Grammar in Useが全世界で支持される理由も、ここにあるのです。現場で通じる実践的な英語のエッセンスが網羅されていて、それぞれがもの凄く丁寧に説明されていると同時に、大量の演習問題も用意されています。
日本語版「マーフィーのケンブリッジ英文法」がいいか、オリジナル英語版がいか?
当然ながら英語版の「English Grammar in Use」がオリジナルですが、中身のクオリティは日本語版「マーフィーのケンブリッジ英文法」も同じです。いずれにせよ、実践的な英語を学べるという点では共通です。
どちらを選ぶかは、あなたの英語レベルと気持ち次第です。
初心者の人は日本語版 「マーフィーのケンブリッジ英文法」がおすすめ
英語版は解説が英語なので、やはり英語の完全初心者の人は日本語版でないと学習が進みません。無理して英語版で学習をはじめても、心が折れて継続できなくなります。日本語版で学習することをおすすめします。
初級編(Essential Grammar in Use/Basic Grammar in Use)の内容が公開されているので、確認してみて自分でできそうだと思えば、英語版で学習ても良いでしょう。
>英語勉強の初心者は「Essential Grammar in Use」から入るのがおすすめ
英語を英語で学びたい人は英語版を
Grammar in Useを調べている人は、これまでの英語学習法に疑問を感じ、少なからず「英語で英語を学ぶ」ことに興味を持っている人ですね。
現時点で、本書を読み進める最低限の英語力があり挑戦してみたいという気持ちがあるなら、英語版で学習してもいいでしょう。
はじめはしんどいですが、慣れてくれば学習ストレスも軽減されます。むしろ徐々に、英語で英語を学ぶ大きなメリットが感じられるハズです。
「マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)第3版」の内容
中級編の内容は下記の通りとなっています。アメリカ英語版「Grammar in Use Intermediate」がベースになっているので構成も同じです。
この内容を一通り網羅できれば、英文法においてはかなりのレベルに到達できるでしょう。
Unit 1〜6 | 現在形と過去形 |
---|---|
Unit 7〜17 | 現在完了形と過去形 |
Unit 18〜24 | 未来形 |
Unit 25〜35 | 助動詞 |
Unit 36〜39 | if と with |
Unit 40〜44 | 受動態 |
Unit 45〜46 | 間接話法 |
Unit 47〜50 | 疑問文と繰り返しを避ける助動詞 |
Unit 51〜66 | 動名詞 (-ing) と不定詞 (to + 動詞の原形) |
Unit 67〜79 | 冠詞と名詞 |
Unit 80〜89 | 代名詞と限定詞 |
Unit 90〜95 | 関係詞節 |
Unit 96〜109 | 形容詞と副詞 |
Unit 110〜117 | 接続詞と前置詞 |
Unit 118〜133 | 前置詞 |
Unit 134〜142 | 句動詞 |
マーフィーのケンブリッジ英文法レビュー・評価
マーフィーのケンブリッジ英文法は本家大ベストセラーの血を受け継いでいるので、やはり「わかりやすい」という声が圧倒的に多いです。
Amazonの購入者のレビューを見てもらえれば、英語初心者から中級者まで多くのレビューなども掲載されています。購入を検討されている人はぜひ一度よんでみてください。
以下にレビューの一部を紹介しておきます。
★★★★★ 痒い所に手が届く本です!
今までネィティブの方と会話する時に、自分が適切な英語を話しているのかいつも疑問に思っていました。私たちが海外の方と日本語を通じて会話をする時に、相手の言いたい事が伝われば小さな誤りなどはいちいち指摘しません。それと同じ事が起こっていると思うのです。この本はその様な日常の会話に使われる英文法を、例文や練習問題を交えて分かり易く説明しています。今までの英文法の本は受験用のものが多かった気がしますが、この本は英会話教室に通っている様な気分にもなります。お勧めです。
★★★★★ 困った時は本書に頼れ
英語の形式テストをやらせるとネイティブもびっくりの点数を取れるのに、いざ日常的な会話
になるとアメリカの小学生程度の会話すらできないという大学生が多いというのは事実なのだ。
本書を読めば英会話の戦略や実践が身につくのではないだろうか。
★★★★★ 評判通りの良書です
英語にずっと自信が持てなかったので、知り合いに勧められてこの本を購入しました。今まで曖昧なままだったことが、ひとつずつ解決されていき、目から鱗な感じです。恐らく学生時代にはこういう風に教わらなかったと思います。疑問に思うことが必ず次に解説してあり、独学するものには大変助かります。
英語版にするか迷いましたが、私は日本語版でよかったと思います。(英語版は使っていないのでわかりませんが。) 微妙なニュアンスを理解するのはやはり母語の方が楽じゃないかと思います。
どこからでも学習できますが、やはり最初から順番にやっていくのがいいと思います。大事なことが最初にきているからです。それから関連することが次にくるように、よく考えられた順番になっています。(レビュー引用元:Amazon.co.jp:マーフィーのケンブリッジ英文法レビュー)
マーフィーのケンブリッジ英文法の使い方、勉強法
本家著者Raymon Murphyさんは、この英文法書を「ユニット1から順番に進めていく必要はない」と言っています。日本語版も同じです。
各ユニットは見開き1ページで解説されていて、左ページが解説で右ページが演習問題という形式になっています。初級編は116ユニット、中級編は141ユニットあります。
まずは、目次や各ユニットをパラパラとめくって、自分の勉強したいところ、苦手なところをチェックして下さい。すでに理解していそうなところは、とりあえずスキップしてもいいです。
ただ、最終的には全項目網羅して下さい。すでに理解している文法項目でも、改めてこの本で読み返してみると「あ、そういうことだったのか」と改めて納得できる解説も多いです。
マーフィーのケンブリッジ英文法を使って、さらに上の英語力を目指したい人はこちらも参考にして下さい。挫折しない英語勉強法や、バンラスよく英語力を向上させていく方法について解説しています。
▶効果的なEnglish Grammar in Useの使い方と英語勉強法
「マーフィーのケンブリッジ英文法」価格と購入ガイド
マーフィーのケンブリッジ英文法はだいたい2000円強の価格で販売されています。
本家の洋書版は、Amazon以外に全エディション揃っているところがないのですが、この日本語版は、楽天ブックスでもAmazonでも販売されています。値段に違いもありませんので、どちらで購入しても大丈夫です。