この記事は、English Grammar in Use(イングリッシュ・グラマーインユース)を全く知らない人向けに書いています。
- English Grammar in Useとはどういう本なのか
- この本がなぜ最高の文法書と世界中で評価されるのか
- 学習メリットは何なのか
などを、できるだけ簡潔に説明していきます。
この記事は、English Grammar in Use(イングリッシュ・グラマーインユース)を全く知らない人向けに書いています。
などを、できるだけ簡潔に説明していきます。
世界的なベストセラー英文法書English Grammar in Use(イングリッシュグラマーインユーズ)について詳しく説明したいと思います。具体的には、本書の世界での評判や学習者の評価・レビュー、種類や学習レベル、学習メリット、そしてその使い方や勉強法まで1つ1つ詳しく解説していきます。
この本は世界中の英語学習者と英語教師が声をそろえて賞賛する英文法書なので、そのクオリティに疑う余地はないのですが、洋書ということもあり日本語で書かれた詳しい情報をネットで見つけることは難しいです。いい情報がないというよりは、断片的にはあるのですが1箇所にまとまっていないんです。
だから、正しい情報をここに集約して、この本に興味のある人に役立てれればいいなと思います。
Grammar in Use(グラマーインユース)シリーズには、日本語版があります。
日本語版は「マーフィーのケンブリッジ英文法」という本タイトルになります。日本語翻訳版ですが、Grammar in Useのクオリティはしっかり担保されています。
つい最近、スタバで隣の女性が勉強していたのでチラッとのぞいてみると、「マーフィーのケンブリッジ英文法」で勉強していました。「その本すごくいいですよね!」と話しかけると「はい、コレすごいわかりやすいんです」と言ってました。なかなか評判も良いです。
ここではこの日本語版Grammar in Use「マーフィーのケンブリッジ英文法」について詳しく書いています。
English Grammar in Use(イングリッシュ・グラマーインユース)を含むGrammar in Useシリーズには、たくさんの種類があります。
多くの人が選ぶときに迷ってしまうらしく、たまに「どれがいいですか?」という問い合わせを受けることもあるので、ここで詳しくかつわかりやすく解説しておきたいと思います。
一番のおすすめはコレです。この青い本。2019年に最新版(第5版)が発売されました。
この青い「English Grammar in Use」は中級レベル。中級はTOEICでいえば450〜600点程度の人が無理なく読めるレベルです。
この最新版には、「日本限定版」もありますが「学習メモ帳」なるものが付いているだけです。
TOEICレベルはあくまで参考です。実際にサンプルを読んでみてください。難しいと感じる人は、初級や日本語版を選んでもよいでしょう(詳細後述)。
以降で詳しく解説していきます。
まず基本的に、普通の英語学習者であれば、以下の図の中にあるエディションから自分にあったものを1つ選べばOKです。
English Grammar in Use(イングリッシュ・グラマーインユース)の使い方について書いてみます。
この本は全世界3500万部(シリーズ累計)の大ベストセラー文法書で、世界中の英語学習者と英語指導者が手に取る本です。
「使い方」といっても2種類の意味があります。
1つ目は、本書の勉強をどう進めていくかという意味の「使い方」。2つ目は、本書を活用していかに英語をマスターする(話せるようになる)かという意味の「使い方」。
このサイトに来た方の中には両方の目的の人が混ざっていると思いますので、ここでは双方に回答したいと思います。次の順に書いていきます。
後半の2の方が長くなっています。本書の学習方法だけを知りたい人は前半の1だけを読んでもらえば大丈夫です。
ただ、誰しも最終目的は「英語を使えるようになりたい」というところにあると思いますので、2まで読んでもらえれば何かしら必ず、今後の英語学習のヒントになるはずです。
English Grammar in Use(イングリッシュ・グラマーインユース)には英語学習初心者向けのEssential Grammar in Use(エッセンシャル・グラマーインユース)があります。TOEICでいえば、500点に満たないひとは、この初級編からはじめるのが良いと思います。
もちろん、TOEIC500点以下でも中級のEnglish Grammar in Use(青い本)を勉強することはできますが、少し読み進めるのがしんどいです。
それが、いい負荷になって燃えるという人と挫折してしまう人に別れると思いますので、自分のタイプをしっかり見極めた上で初級編と中級編、どちらから入るか決めるのがいいでしょう。
検索からこのサイトに来る人のアクセスデータを見ていると、「English Grammar in Use レベル」というキーワードで検されてくる人が結構多いです。
Grammar in Useシリーズは種類も多く、洋書ということもあり、少しはじめるにはハードルが高く、購入前に慎重になる人が多いのうなずけます。
この記事では、Grammar in Useシリーズの初級、中級、上級エディションが、どの程度の英語力の学習者を対象としているかというのを、具体的に示したいと思います。日本人にとっては英語力のスコアといば、TOEICや英検が真っ先に思い浮かぶ人が多いので、今回は、この2つのスコアを基準に書いてみます。
タイトルの通り、English Grammar in Use(イングリッシュ・グラマーインユース)を含むGrammar in Useシリーズには、「解答なし」バージョンがあります。
この本の醍醐味は大量の演習問題にあるので、解答がないと悲劇です。
このサイトにくる人を見てると、「English Grammar in Use 解答 どこ」みたいな検索キーワードでアクセスしてくる人がたまにいます。おそらく知らないうちに「解答なし」バージョンを買ってしまった人だと思います。
残念な結果になる前に、今から購入を考えている人のために説明しておきます。
Grammar in Useシリーズのイギリス英語版「English Grammar in Use(イングリッシュ・グラマーインユース)」の第5版(5th Edition)が2019年4月8日に出版されました。
今回最新版に更新されたのは、こちらの青いバージョン。もっとも人気の高い中級編です。
今後、初級編のEssential Grammar in Use、上級編のAdvanced Grammar in Useも同様に改定されるかもしれません。イギリス英語版の改訂は4年ぶり。
前回は2015年に第4版が出版され、タブレットで学習できるeBook版が新たに登場しました。今回もeBookはあります!
ここでは、最新版である5th editionの内容や、従来版との違いを紹介していきましょう。
今、English Grammar in Useを買おうか悩んでいる人は、旧版と何が変わったのか?が気になるところですね。
一言でいってしまうと、「そんなに変わっていない」です。
身も蓋もない感じですが、これが正直な感想です。
パッと見の印象は変わりました。
表紙はフラットデザインな感じで、中身の色使いなんかも、親しみ安くかつ洗練された印象になりましたので、時代にあったテイストに変更されたということでしょう。
最新版English Grammar in Use 5thの実物はこんな感じです。左が日本限定版(学習手帳付き)、右がオリジナル版。
日本限定版、オリジナル版、どっちでもいいです。中身いっしょです。
では、最新版English Grammar in Use 5thの中身を見ていきましょう。
内容は同じです。違いはありません。
例文等の表現が変わっていますが、章立ても、ボリューム(ページ数)はほぼ同じ。
そもそも、English Grammar in Useは文法書という性質上、内容が大きく変更されることはないものです。これまでの改訂でも書いている内容が全く変わってしまったというとはありませんでしたし、なにより、世界的超ベストセラーですので、出版元のCambridgy University Pressも変にいじることもこともできないですね。旧来の品質がそのまま引き継がれます。
学習レベルも中級者向けで、変わりません。
TOEICでいえば600点前後の方向け。英語を英語で学びたい人のための英文法入門書という位置付けです。
初級編もしくは上級編は、現在のところ改訂されていませんので、従来版を手にとってください。
最新第5版の最大の特徴は、eBook版のみ販売されている点です。
4版までは、English Grammar in UseのCD-ROM版とebook版があり、ユーザーには選択肢がありましたが、どうやら、今回の最新版ではCD-ROM版は出版されていません。出版元のCambridge University Pressのホームページを見ても掲載されていませんので、ebook版の一択となります。時代の流れということでしょう。
どうしてもCD-ROM版がいいという人は、あえて旧版を手に入れましょう。
もちろん、CD-ROMもebookも必要ないと人には、どちらもないバージョンがありますので、こちらを選んでください。
日本版限定で学習手帳付きです。手帳好きな日本人の特性を知った上での特典でしょうか。
学習手帳付きだからといって価格が高くなることはありません。
これが必要かどうかは自分で判断してください。私は要りませんが…
今回の最新エディションでは、eBook付き版とeBookなし版が発売されました。
(コレに加え、解答なし(演習問題の)版も出版されていますが、一般の人には関係ないバージョンですので割愛します。)
価格は現時点で4,000円強です。値段は微妙に変化しているので、最新の値段は販売元で確認してください。
こちらはテキスト(本)だけのバージョンです。学習をサポートするeBOOKやCD-ROMはないです。
他のバージョンやレベルも含めGrammar in Useシリーズの種類と選び方もまとめているので、こちらも参考にしてください。
「なぜ英語ができないのか?」
その理由については、多くの人がネット上で発信してくれています。しかし、「じゃぁ、どうすればできるようになるの?」という具体的な学習法を書いてくれていることは少ないですね。
ここでは、英語ができない理由と「英語ができる人」になるための勉強法や教材について、可能な限り具体的に書いています。
もちろん、おすすめの英語本を羅列するだけでなく、「なぜその教材が必要か」の根拠をしっかり理論的に示しながら、海外永住権保持者の僕が、自分の経験をもとに初心者の人にもわかるよう解説していきます。
日本人は英語が話せない。
中学、高校で最低6年は英語を習っているのにアジアでも最低レベルです。簡単な挨拶もできません。
日本の英語教育によって培われた日本人の英語力は、おおよそは下の図のような感じでしょう。(もちろん個人によるばらつきはあります。)
上図の赤く引いた線が、海外の日常生活で通じる英語レベルとしましょう。
一目瞭然ですが、日本人の英語力はスピーキングとリスニングの力が圧倒的に不足しています。ペーパーテストにはまあまあ強いけれど英語は話せない。そういう人がほとんどです。
英語ができない(話せない)理由は簡単です。
この2点に集約されます。
英語を話すトレーニングをしなければ、英語が話せるようになるはずがありません。
英語の文法や単語は山ほど習ってきましたが、「英語の使い方(話し方)」は全く習っていないですよね。英語を話せるようになるには、英会話の経験と実践的な知識・テクニックが必要です。
これらは実戦でしか得られないものばかりです。英会話のリアルな感覚やテクニックは英語を話さないと決して身につきません。
後で詳しく紹介しますが、「スタディサプリENGLISH」などのアウトプットに特化したアプリを使えば、「英会話力」を効率よく習得することができます。
まずはお試し 新日常英会話コース
まずはお試しビジネス英会話コース
英語を話して何をしたいですか?それが明確でないと、英語はいつまでたっても上達できません。モチベーションがないからすぐ挫折します。
逆に、目的が明瞭な人ほど早く英語ができるようになります。
こういった目標がありますか?
英語は目的達成のための1つの必須ツールだという意識の人は、アッという間に必要なレベルの英語を習得していきます。
なぜ英語を勉強するか、英語を習得してどうするのか、英語の勉強を始める前に一度しっかり掘り下げて考えてみると良いでしょう。
英語を勉強する上で、日本人には日本人独特の弱点があります。欧米人と比較して明らかに日本人を苦手とする理由があります。
日本人特有の「英語ができない(話せない)理由」があるのです。
弱点をしっかり認識した上で学習に取り組めば、日本人の英語も必ず伸びていきます(詳細後述)。
これらがわかっていないのに漠然と「英語ができたらいいな」という気持ちだけで、座学から始めるから挫折する可能性が高いのです。
ここでは、まず日本人英語の問題点を洗い出し、それぞれをどのように克服するかを具体的に説明していきます。そして、話せる英語を身につけるために必要な教材も明確に指定します。
今の英語力を改善して「英語ができる人」になりたいと考えている方は、少し時間をとってよく読んでいただければ、「英語ができる人」になるために何が必要かが見えてくるハズです。
Grammar in Useに関するよくある質問にお答えしています。
随時更新しています。
【Q&A 質問一覧】